先日、やっと菅田将暉&小松菜奈さんの映画『糸』を見てきました。
感想:★★★★★、以上。笑
ベタベタ、かなって思ったけど、役者陣の演技力が圧巻で、最高の映画でした。
運命とか愛とか深く考える機会って少ないですけど、誰もが一度は考える事ですよね。
『運命の赤い糸』
それは恋愛的意味合いに限らず、家族、友人、仕事、何に関しても通ずる事だと思います。
運命は、偶発的なもの、突発的なもののようで、実は一つ一つの選択の連続の結果なんですよね。
今回はそんな、運命の赤い糸について、あの名曲の一節を元に考えてみたいと思います。
中島みゆき『糸』
歌ってみました。
織りなす布はいつか誰かを温めうるかもしれない
この一節が、強烈です。ある種の”皮肉”だとも取れるんですよね。
織りなす布は糸(運命の赤い糸)がすれ違って出来ます。
その沢山のすれ違い(人を傷つけたり迷惑をかけたりした失敗)が一枚の布になり、最終的に誰かを温める事に繋がる。
恋愛だと分かりやすいですが、もっと広義では、沢山の失敗がいつかは、自分も含め、誰かを温める一枚の布のようなものになるんだ、という事です。
「だから沢山失敗して良いんだよ」
と、こちら側に寄り添った励ましのセリフかと思いきや、
“かもしれない”
つまり、そうなるとも限らない。と現実的な歌詞でもあるんですよね。
でもこれもプラスの意味に捉えられます。
シンデレラストーリーも素敵だけど、そんなに期待しすぎると疲れちゃうし、いい意味でもっと力を抜いて身近にある幸せを噛み締めてたった一回の人生を謳歌しようじゃないか。
そう中島みゆきさんが言ってくれてるような気がします。
永遠の名曲とか名作って色んな解釈ができる”深み”がありますよね。
僕は、歌う事が本当に好きで、普段はあんまり歌詞とか深く意識しないですが、今回歌ってみて、このような事を感じたので、書き留めてみました。
皆さんは、運命の赤い糸についてどう思いますか?
本日の一枚📸
『群青』
空を見るのが好き。
ってベタですけど、毎回違う表情してるし、その天文学的な壮大さに色んな事に想いを馳せます。
この日は久しぶりに綺麗な夕焼けに気づき、思わずシャッターを切りました。
おうちに帰りたくなる写真、ですよね。
(文:Hiroki Yamamoto)
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