需要が高まるライブ配信
近年ではスマートフォンやSNSの発達により、誰でもかんたんに情報発信が出来る時代になりました。
そんな中で、Pocochaなどのライブ配信(生配信)アプリも年々利用者が増えています。
特にコロナのこの時代、”在宅エンタメ”として今後ますます伸びていく分野だと思います。
そこで、今回はこれからライブ配信をしようと思っている方、その中でも特にiPhoneを使ったライブ配信を始めたい方向けに、おすすめの配信用機材をご紹介します!!
実際に私自身、これらの機材を使って配信をしていた経験を生かし、機能的な面はもちろん、実際に使ったからこそ分かる感想等、「現場の情報」も交えてお伝えいたします!!
必要なもの一覧
ライブ配信で必要なものを大まかにリストアップしてみましょう。
iPhoneお持ちなのは前提として、他に
①マイク
②キャノンケーブル
③ミキサー
④モニターヘッドホン
⑤Lightning – USB 3カメラアダプタ
の以上5種類の機材を揃える必要があります。
順番に解説して行きます。
①マイク
マイクには大まかに分けて「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の2種類があります。
コンデンサーマイク
コンデンサーマイクというのは、下の画像のように、よく歌手のレコーディング等で目にするマイクです。

ダイナミックマイク
ダイナミックマイクというのは、下の画像のように、主にコンサートやイベント等でよく目にするマイクです。

結局どっちを選べば良いの??
では、結局これらの「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」のどちらが良いか?それぞれの特徴を踏まえ、
「音質」重視派→コンデンサーマイク
(カラオケ配信、楽器弾き語り配信 など)
「見た目」重視派→ダイナミックマイク
(コスプレ配信、トーク配信、ダンス配信 など)
といった風に、御自身のライブ配信のスタイルに合った方を選ぶべきです。例えば、「歌配信」のように「音」を使ってリスナーを楽しませるような配信を考えている方は「コンデンサーマイク」の方が圧倒的に抜け感が良いです。このように音質の点で言いますと「ダイナミックマイク」の方が少し音がこもってしまう印象です。
一方で、トーク配信やコスプレ配信のように、配信者自身の「見た目」が重要な配信を考えている方は、「ダイナミックマイク」をおすすめします。音質があまり重要ではない、というのもそうですが何より、先程のコンデンサーマイクは、「顔が隠れてしまう」というデメリットもあります。マイクそのものが大きいし、ポップガード(コンデンサーマイクの前にある丸い物体)を付けるので、かなり邪魔です。笑
以上を踏まえた上で、自分の配信スタイルにあったマイクの種類をお選びください。
オススメのダイナミックマイクはこちら
▶︎SHURE ダイナミック マイクロフォン SM58SE 【国内正規品】
オススメのコンデンサーマイクはこちら
▶︎audio-technica コンデンサーマイクロホン AT2020
②キャノンケーブル
キャノンケーブルというのは、「マイク」と後ほど紹介する「ミキサー」を接続するのに必要な線です。

キャノンケーブルは、言葉を選ばずに言うと、
「どれでも良い」
です。と言うのも、キャノンケーブルはある程度相場が決まっており、
相場or極端に高価格
と言うのが現状です。よっぽどこだわりたい、という方以外は、お近くの楽器屋で売り出されている、2000~3000円ほどのもので十分です。
③ミキサー
ミキサーはライブ配信には欠かせない重要な役割を担います。ご自身がマイクに向かって発した声を電波に乗せてリスナーのスマホへとダイレクトに届けるための橋渡しをする機械だと思っていただいて結構です。
よく聞くオーディオインタフェースとの違い、などいろいろ細かい話もありますが、この記事の目的は、ライブ配信の方法なので、そこは省略させて頂きます。
おすすめはひとつ「YAMAHA-AG03」
もちろん他にもありますが、圧倒的に人気で使いやすのがこちらの商品です。こちらの製品名は「ウェブキャスティングミキサー」日本語に訳すと、「ウェブ配信をする用のミキサー」。もう名前からして、ライブ配信に最適ですよね。何と言っても「使い方がシンプルで使いやすい」というのがこちらの商品の特徴です。
他にも細かい特徴をまとめると、
- マイクが繋げる。
- 歌にエコーがかけられる。
- キーボードが繋げる。
- ギターが繋げる。
- トーク配信には欠かせないBGMがかけられる。
- リスナーにどう聞こえているのか確認できる(モニタリング)
ボタン一つで、エコーがかけられるので歌を歌う際やトークの演出にはもってこいです。キーボードやギターなどの楽器を接続できるので「弾き語り配信」はもちろん、AUX端子もついているので、お持ちのパソコンや音楽プレーヤーなどと接続することで、配信中に自分の好きなBGMを流すこともできます。特に配信を始めたばかりの頃は、BGMがないと沈黙の時間はかなり気まずいのでおすすめです。笑
そして、リスナーにどう聞こえているのかが確認できる「モニタリング」の機能は欠かせません。BGMが大きすぎないか、弾き語りの場合など、楽器と自分の歌声の音量バランスはどうか、などが確認できます。しかし、このモニタリングをする際のヘッドホン(イヤホン)は慎重に選ぶ必要があります。それについては次の④モニターヘッドホンで詳しくお話しします。
④モニターヘッドホン
モニタリングとは、自分のマイクを通しての声、BGM、繋いだ楽器の音をリスナーと同じ環境で自分自身も聞くことです。歌手のレコーディング、ラジオなどでヘッドホンをつけているのもそうです。これらは専用のヘッドホンを使うことをお勧めします。普段、音楽を聞く際にお使いのヘッドホンやイヤホンでもモニタリングは出来ますが、簡単にいうと以下のような違いがあります。
普段使っているヘッドホン/イヤホン→音を「聞く」用
モニターヘッドホン→音を「確認する」用
普段音楽を聴くときに使うヘッドホンは言葉を選ばずにいうと、心地よく音楽を聴けるように「少し音質が盛られる」のです。しかし、配信では音を確認するために素の(無加工)音を聴く必要があるので、専用のものを選ぶ方が妥当です。また、音質もご自身のお財布と相談の上、なるべく良い製品をお勧めします。なぜなら、配信というのは多くの場合、長時間ヘッドホンをつけっぱなしということになるので、音質が低いものだと、耳が痛くなるのです。(筆者経験済み笑)
オススメはこちら
▶︎SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST
⑤Lightning – USB 3カメラアダプタ
先ほど紹介したミキサー(AG03)とご自身のiPhoneを接続するのには、USBからLightningへと変換する必要があります。その際に必要なのがこちらの製品です。その他にも「iPhone本体を充電しながら配信できる」というメリットもあります。ライブ配信は結構充電の減りが早いですからね。マストです。下のリンクからご購入ください。
オススメはこちら
▶︎Lightning – USB 3カメラアダプタ(Apple)
まとめ
ライブ配信は、初めの方は視聴者数が0だったり、何を話せば良いか分からなかったり、様々な戸惑いもあると思います。しかし続ければ絶対に応援をしてくれる人たちが増えて行きます。これらの機材をきちんと準備して、クオリティーの高い配信で、沢山の人を楽しませてあげて下さい!!
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
Written by Hiroki Yamamoto
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