映画『思い、思われ、ふり、ふられ』徹底レビュー【配信やDVD情報も】
こんにちは、Hirokiです。
将来は映画監督になるべく毎日1日に1映画を観る生活を送っています。
今回取り上げるのは2020年に大注目された青春映画
「思い、思われ、ふり、ふられ」
です。
「ストロボ・エッジ」「アオハライド」など、数々の名作少女漫画を世に出してきた咲坂伊緒が原作の実写版です。
「君の膵臓を食べたい」で一世を風靡した「浜辺美波」×「北村匠海」コンビが全く違う形で再共演。
そんな注目を得たこの作品を深掘りしていきます。
まずは、映画の基本情報から。
映画『思い、思われ、ふり、ふられ』の基本情報
『思い、思われ、ふり、ふられ』を表す3つのポイント
- 複雑な関係性の高校生男女4人が織りなす青春ラブストーリー
- 単なる恋愛を超えた友情や家族愛も描いた作品
- 素敵な音楽と映像美が作りだす世界観
あらすじ
偶然出会ったタイプの全く違う【朱里】と【由奈】、朱里の義理の弟の【理央】と由奈の幼馴染の【和臣】は同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。
理央に憧れる由奈、朱里に言えない想いを抱える理央、秘密を抱える朱里、ある秘密を目撃してしまった和臣。それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違っていき――切なすぎる恋が動き出す。
ジャンル
恋愛、青春
公開日
2020年8月14日
上映時間
124分
主なキャスト
- 山本朱里役-浜辺美波
- 山本理央役-北村匠海
- 市原由奈役-福本莉子
- 乾 和臣役 -赤楚衛二
主なスタッフ
- 監督-三木孝浩
- 脚本-三木孝浩,米内山陽子
- 原作-咲坂伊緒
映画監督を努めた三木孝浩さんは
有村架純や小松菜奈など、数々の有名女優を撮ってきた名監督です。
そんな三木監督が初めて、浜辺美波を撮ったという注目の作品ですね。
続いて評価を見ていきましょう。
映画『思い、思われ、ふり、ふられ』の評価
キャストの演技力
★★★☆☆
ストーリー展開の自然さ度
★★★★☆
ストーリーの分かりやすさ度
★★★★☆
気まず度
★★☆☆☆
※気まず度、とはキスシーンや性的描写などの多さの指標です。家族や友人と観る際の参考になります。
どんでん返し度
☆☆☆☆☆
映像美
★★★★☆
キュンキュン度
★★★★★
お笑い度
☆☆☆☆☆
グロ度
☆☆☆☆☆
ハラハラ度
☆☆☆☆☆
カッコ良い度
☆☆☆☆☆
※ここでいうカッコよさとは映像的なカッコ良さです。
総合評価
78点
設定が良いので続きが気になる。
逆らえない運命
まず、僕が注目したのはその設定の良さです。
理央(北村匠海)は、朱里(浜辺美波)のことが好きです。
でも告白出来ません。
何故か?
それは理央の父と朱里の母が再婚して、二人はきょうだいになってしまったからです。
「告白しないんじゃなくて、出来ない」
という理央の境遇はなんとも切ないです。
それでも同じ高校1年生同士の二人が互いに意識してしまう。
『このまま諦めるのかな?』
『いや、それでも最後は2人は幸せになって欲しい!!』
などと、結末が気になる設定になってて最後まで目が離せません。
そして2人の前に現れる別の恋物語
そして理央と朱里それぞれに好意を寄せる別人物達の存在。
どことどこが結ばれるのか、を考えずしては観られません。
雨が持つ意味
映画本編には雨のシーンが度々登場します。
それは
全て登場人物の心情が強く動く場面
です。
雨の情景が彼らの心の中をうまく映し出しているようです。
また、
人に振られる=雨に降られる
もかけていると思います。
だから、タイトルの表記の
「ふり、ふられ」
の部分がひらがなになっているのか、などと想像しています。
スローと心情描写
本作には特徴的な演出が2つあります。
それは
スローと心の声
です。
特にスローのシーンで流れる音楽がとても素敵で
彼らのセリフの意味を深く考える時間
を与えてくれます。
また、心の声のシーンも頻繁に登場し、役者の表情が非常に繊細で感激します。
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